1947年3月生まれの清水秀雄さんは、1954年(昭和29年)夏、7歳で長刀鉾囃子方へ参加されました。
以来67年、今では太鼓方最古参として、囃子を演奏する以上に若手の指導に力を入れて、暑い夏を過ごしておられます。
前祭の山鉾巡行は、現在四条通から河原町通を北進、そして御池通を西進していますが、昭和30年までは寺町通を南進し松原通を西進していました。
清水さんはこの巡行を経験している数少ない1人です。
その清水さんが様々なご縁の中で蒐集された祇園祭の掛軸などを
展示いたします。太鼓方として鉾の上から見つめ続けた祇園祭への熱い思いを、
巡行のない夏、掛軸や写真などを通してお楽しみください。